TOKYO ROPE RECRUITMENT 2019

大先輩と飲みに行こう!

信じた道をひた走れ!その先に、本当の醍醐味が待っている。

「懐かしいなあ。今も変わらないね。店も、女将さんも」。土浦工場長の和田は一杯目のビールを口に含みながら
懐かしさに浸った。ここは、JR神立駅にほど近い食堂兼居酒屋「せき食堂」。土浦工場で働く
東京製綱社員であれば、誰もが一度はお世話になっているはずだ。さて、今日はここで、杯を交わし合いながら
語り合っていただく。テーマも、年齢も、役職も関係ない、ありのままの社員の素顔をとくとご覧あれ!

和田 公祐

KOSUKE WADA
DEPARTMENT :
鋼索鋼線事業部 土浦工場 工場長
JOINED YEAR :
1993年入社
EDUCATION :
工学部 物質工学科 卒

入社後は研究所、製造部を経て、中国合弁会社の総経理(日本で言う社長)を経験。その後、トルコ イズミット湾横断橋プロジェクト(※)を主導し、完遂させる。その実績を評価され、2016年より46歳という異例の若さで土浦工場工場長に就任した。

後藤 亮平

RYOHEI GOTO
DEPARTMENT :
土浦工場 製造部 製綱課
JOINED YEAR :
2009年入社
EDUCATION :
工学部 機械工学科 卒

キャリアのほとんどにおいて品質管理担当者として従事。「現場・現物・現実」の3現主義をモットーに、常に現場を訪れ、自分の目で現実をとらえることを大切にしている。趣味はバイクに乗ること。休日は妻を後ろに乗せてツーリングに出かける。

永野 総一朗

SOICHIRO NAGANO
DEPARTMENT :
土浦工場 総務部 総務グループ
JOINED YEAR :
2017年入社
EDUCATION :
法学部 卒

「グローバルなフィールドで活躍している企業」を会社選びの軸にして就職活動を行う。説明会や面接時の社員の雰囲気、寮を完備しているなど福利厚生面にも魅力を感じ入社を決意。鉄道が好きで、中でも「乗り鉄」。休日は旅行に出かけることが多い。

ワイヤロープのプロフェッショナルという自負心を持ってほしい。

QUESTION

今回、ご覧のようにお酒を飲みながら語り合っていただきますので、ぜひとも本音でお願いします! まずは今のご心境をお聞かせください。

ANSWER
和田

本音と言われても、何から話せばいいんだろう(笑)。まあ、とりあえず乾杯。私たちは大人数での飲み会では一緒になったことがあるけど、こうやって酒を酌み交わすのは初めてだね。

永野

私はすごく緊張しています。工場長とこのような形でお話するのは初めてなので。

後藤

まさかこんな日が来るとは思いませんでした。

和田

緊張しなくて大丈夫。最近はこうやって若手社員とご飯を食べる機会を増やしているよ。世代が異なる人と話すのは刺激になるし、何より土浦工場を今よりもっと風通しの良い環境にしていきたいからね。早速だけど、後藤君は入社9年目で今は製綱課にいるけど、それ以前はずっと品質管理だったよね。仕事は充実していた?

後藤

一時期を除いてずっと品質管理担当でした。日々学ぶことが多く、充実していましたね。近年ではワイヤロープの品質はもちろん、軽量化などといった使い勝手に関する部分まで、お客様の要望は複雑になっています。それらに柔軟に応えるために、試行錯誤する毎日でした。

和田

経験を重ねる毎に、何か自分の中で考え方の変化はあった?

後藤

「準備が大切」と一層強く思うようになりましたね。品質管理の仕事はお客様と関わることが多いですが、想定していない質問や要望をいただくことが多いです。若手の頃はその度に会社に持ち帰って、社内で確認してからお答えすればいいと思っていましたが、それでは品質管理担当者としての存在意義がないと思い始めました。常にお客様の質問や要望には的確に答えることができる存在にならなきゃダメだ、と。

和田

その変化は素晴らしい。「持ち帰る」=「分からない」だからね。お客様の前で答えられないことがあったら、心底悔しがらなきゃダメだと思う。これは日本特有の文化だと思うけど、よくお客様のところで答えられないものに関しては「宿題」として持ち帰る人が多い。しかし、お客様が私たちに期待しているのは、その場で回答すること。東京製綱の社員は皆ワイヤロープ分野のプロフェッショナルである自負心を持っていなければならないと思うよ。

後藤

これからもっと知識をたくわえて「プロ」と呼ばれる存在になりたいです。

「一人でやってみなさい」と言われると目つきが変わる。そういうものです。

QUESTION

和田さんから見て今の若手社員はどうですか?

ANSWER
和田

よくネガティブな意味で「最近の若者は◯◯だ」と言う人がいますが、私はまったく思っていません。当工場の若手社員は事務系であれ技術系であれ、大変熱心です。小さな失敗を繰り返しながらも前向きに仕事に取り組んでいると思います。だからこそ、私はいろいろな機会を与えています。例えば、工場間交流会で発表させたり、たくさんある会議の中で少なくとも一つは会議を主導させたり、国内出張はもとより、海外出張に行かせることもあります。

永野

いろいろな機会……。私は入社してまだ日が浅いですが、強く実感しています。和田さんが手がけられたトルコのイズミット湾横断橋プロジェクトのつながりで新たに浮上した案件で、トルコの高速道路局(KGM)の方々が来日したときのことです。

和田

永野君のデビュー戦のときだね。

永野

KGMの方々が土浦工場を訪問したわけですが、なんと入社3カ月の私が案内役になったんです。もちろん、最初は冗談だと思いました(笑)。来日の一週間前に「一人でやってみなさい」と言われ、英語もそこまで話せませんし、新人でしたし、会社としてもこれからのトルコとの付き合いに関わる一大行事ですし、まさか私が抜擢されるなんて……。

和田

あの時は、君の上司の総務部長Mさんも「大丈夫ですか?」とわざわざ聞きに来ていたよ。「大丈夫です」と胸を張って答えたけどね。でも、任されることが本当だとわかってからは、どう行動に移したの?

永野

とにかく準備しました。英語の原稿を作成したり、専門用語で分からないことがあれば他の部署の人に相談したり、必死でした。人生であんなに一生懸命になったのは初めてだったと思います。やらなきゃ会社に迷惑がかかりますし、何より工場長の和田さん直々にご指名いただいたので「やってやるぞ」という気持ちがありました。

和田

不思議なことに、人って「一人でやってみなさい」と言われると、仕事に責任感を抱き、ちゃんと準備をするようになる。そうすると、不思議と目つきが変わってくるんだよ。永野君のときもそうだったんじゃないかな。

永野

はい。なので、無事に案内が終了したときは、ほっとして体の力が抜けました。達成感もひとしおでしたね。それに嬉しかったこともありましたし。

和田

嬉しかったこと?

永野

大会議室でKGMの方々の前でプレゼンテーションをしているとき、和田さん入り口付近の片隅にいらっしゃいましたよね? あの時、すごく嬉しかったんです。

和田

当たり前だよ。入社すぐの社員にあんな大役を任せたんだから、もし何かあった場合は責任をすべて取ろうと覚悟していた。自分で蒔いた種は自分で刈り取る。そういうもの。

自分自身を信じることが、仕事の成果につながる。

QUESTION

後藤さん、永野さん。大先輩である和田さんに何か聞いてみたいことはありますか?

ANSWER
後藤

まず、和田さんの新入社員の頃についてお聞きしたいですね。最初は当社研究所の研究員をされていたと聞きましたが。

和田

あの頃は、仕事に夢中だったな。大学生のときは金属材料、具体的には熱処理や溶接などを勉強していたのだけど、当時は知識を増やして、実験して、それで終わりだった。でも社会人になるとその先があった。勉強して、実験して、実際に製品を作っている工場で試して、最終的には実生産ラインに組み込まれる。私にとって工場とは、製品を作る場所であり、大きな実験場だった。もちろん、怒られることも多く、辛かった時期もあったけど、何があろうとひたむきだったかな。

後藤

和田さんがそこまで仕事に一生懸命だったのはワイヤロープが元々好きだったからですか?

和田

ワイヤロープは人の命に関わるものであるから、それをつくっていることに強いやりがいを感じていたのは確かだけど……、そもそもは性格かな。

後藤

性格?

和田

とことん掘り下げなきゃ気が済まない性格。だから、一度のめり込んだら最後、朝から晩まで仕事に没頭していた。 同僚や先輩と飲みに行っても、いつも技術談義になっていたなあ。

永野

その性格って学生時代からですか?

和田

うん。正直勉強はそこまで熱心ではなかったけど、柔道にはとことん熱を入れた。柔道っていろいろな技があるけれど、どれも自分のモノにしなきゃ実践では使えない。本を読んで、格好いい妙技を発見しただけでは技を習得したことにはならないからね。自分で実際に試して、練習を重ねて、はじめて自分のモノになる。その過程に面白さを感じた。

永野

なるほど。あと、これはずっと聞きたかったのですが、和田さんが今の社員に求めていることって何ですか?

和田

とにかく自分自身を信じてほしい。何事も自信のあるやり方じゃなきゃ通用しないものだと思う。現に私も、柔道をしていたとき、そして東京製綱に入社してからも、自分がベストだと思う考え方を大切にしていた。「この技がいい」とか「この仕事の進め方がいい」とか。他人にどう言われようと、最終的にそれを実行するのは自分自身なんだから。二人も自分の信じた道をひた走ってほしい。そうすれば、必ず成長し、自ずと成果は付いてくる。すると、仕事がもっと楽しいと感じてくるよ。勿論、同時に責任も発生するけどね。

若手社員の成長が、何よりの楽しみです。

QUESTION

最後に、和田さんにお聞きします。土浦工場工場長として、これから成し遂げなければならないことは何でしょうか?

ANSWER
和田

現在、当工場ではリフレッシュ計画を推進しています。まずこれを完遂させることです。

後藤

リフレッシュ計画。今後、各設備を新しくして、製造工程のオートメーション化を推進させる計画ですね。

和田

しかし、リフレッシュと言っても、老朽化した設備を単に更新するだけではないよ。複数台の旧式設備を最新の1台に置き換えたり、全世界の多様なメーカーを調査し、最新の装置と優れた当社独自の技術開発要素を組み込み、生産リードタイム短縮に結び付け、他社よりも早く製品化し出荷できる体制を整えることを目的としている。そうすれば、一部の機械・ラインへの生産負荷集中の解消、仕掛在庫の減少といったように好影響をもたらすはずで、それが刺激となって、営業は受注増というプレッシャー、工場は仕損じできないというプレッシャーの中で、結果的に我々は強いチームになるはずだと信じています。

永野

強いチーム。土浦工場のこれからが楽しみです。私も総務の立場として、東京製綱に貢献していきたいと強く思います。

和田

そう。本当に楽しみなんだよ。でも、何より楽しみなのは、君たちが存分に活躍し、成長していく姿を見ることだけどね!

後藤

頑張ります!あ、和田さん……、それ私のジョッキです……。

和田

そうか。じゃあもらうぞ。それにしても、今夜は酔いすぎたみたいだな(笑)。

皆さん、ありがとうございました。和田工場長の社員に対する愛情をひしひしと感じましたね。
「自分の信じた道をひた走る」。決して簡単なことではないと思いますが、
その先に見える景色はきっと想像以上なのだと思います。それでは、皆さん気をつけてお帰りください。

COLUMN

イズミット湾横断橋プロジェクト

イズミット湾横断橋とは、全長約2,682mに及ぶ、トルコとしては最長、世界でも第4位を誇る吊橋です。東京製綱はこの吊橋に使用されるケーブルを手がけました。詳しくは、説明会にて配布の当社入社案内「TOTAL CABLE TECHNOLOGY 伸びていけ、世界まで。」に掲載されています。興味のある方は、ぜひ当社説明会にお越しください。