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ハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業において当社製CFCC(炭素繊維複合材ケーブル)の採用が決定

2020年11月26日

東京製綱株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役社長:浅野正也)のグループ会社である、東京製綱インターナショナル株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役社長:佐藤和規、以下 当社)は、当社が独自の研究・開発に基づき製造・販売を行う世界で唯一の炭素繊維複合材ケーブル(以下 CFCC®)が、アメリカ合衆国(以下 米国)バージニア州にて進行中のハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業(施主:バージニア州)に採用されたことをお知らせします。

同事業は、米国内で現在予定されているインフラプロジェクトの中で最大規模を誇り、総工費38億ドル(約4,000億円)を投じて、バージニア州のハンプトンとノーフォークを約16kmに渡って結ぶ海上大動脈を大幅に拡張する一大プロジェクトです。現在、片側2車線で交通ピーク時に大規模渋滞の発生が常態化しているハンプトンロードブリッジトンネルを、2倍となる片側4車線に拡幅し、渋滞の解消と交通量の大幅な向上を図ります。

材料工学・設計・建設・交通工学など各分野における当代最高レベルの技術と知見が集結するハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業において、海上という厳しい使用環境に適する最も優れた材料として、当社製CFCC®の「①強度」「②耐腐食性」「③軽量性」「④ライフサイクルコスト」が高く評価された結果、この度の採用が決定しました。同事業において当社製CFCC®は、海上部約8.6kmの桁ならびに杭の緊張材と補強筋として使用され、その総延長は5,486kmにも及びます。

米国内では、1960年代に建設されたコンクリート橋梁が一斉に寿命を迎えることが社会問題化しております。特に、海辺の塩害地域や融雪剤を使用する寒冷地域では、鉄筋の腐食等の理由から本来よりも早く寿命を迎えるケースも多々見られます。こうした中で、高い耐食性や強靭性からコンクリート構造物の補強材としてのCFCC®のニーズが年々高まっており、2018年には米国全州道路交通運輸行政官協会(AASHTO)によって、CFRP(炭素繊維強化ポリマー)を設計に適用する際の規格も制定されました。

当社のCFCC®と関連製品は、既に米国内で9州36のプロジェクトに採用されていますが、過去最大となるハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業が実績となり、更なる普及拡大が期待されます。

東京製綱グループは、米国をはじめ世界各国で、CFCC®に代表される品質の高い製品の製造・供給を通じて、安心・安全なインフラ構築に貢献してまいります。

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写真は現在のハンプトンロードブリッジトンネル(from Hampton Roads Bridge-Tunnel Expansion Project,Virginia Department of Transportation)

本件に関する詳細は、上記【PRESS RELEASE】をご参照ください。

CFCCに関するお問い合わせは、東京製綱インターナショナル㈱ (℡03-6366-7701)までお願いいたします。

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